砂岩と泥岩【美濃地方の露頭7】

県道207号各務原美濃加茂線(旧国道21号の一部)の勝山交差点の南にある木曽川堤防を越え、河川敷へ下り、木曽川に近づくと砂岩が露出しています。(写真は勝山交差点(県道207号)の南の木曽川沿いに露出する砂岩を北から撮ったもの)

坂祝町勝山木曽川沿いの砂岩、泥岩、砂岩泥岩互層 :加茂郡坂祝町勝山木曽川右岸河床

ここのものは細粒~中粒の塊状の砂岩で、泥岩の岩片が含まれています。
写真は近づいて一部を北から撮ったものです。同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。

また、数10m下流に進むと、河床に黒っぽい露頭が見えますが、黒色の泥岩層です。ここの泥岩層は、堆積した面に沿ってはがれやすい特徴をもち、細粒の砂岩をレンズ状に挟んでいる場所もあります。

下の写真は泥岩層を北から撮ったものです。

そこから、100mほど南西へ進むと、砂岩泥岩互層が露出しています。位置的には、県道207号(旧国道21号)の勝山西交差点の南にあたります。砂岩泥岩互層が見やすいところは、数~8cmほどの幅をもつ砂岩層と、0.5~1cmの幅をもつ泥岩層が互層となっているのがわかります。

下の写真は砂岩泥岩互層を西から撮ったものです。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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