溶結凝灰岩

地質の旅

濃飛流紋岩の溶結凝灰岩【美濃地方の露頭59】

濃飛流紋岩は岐阜県の面積の約1/4を占めるといった非常に広い範囲に分布します。 郡上市和良町鹿倉オンボ谷沿い 濃飛流紋岩の大部分は大規模な火砕流によってもたらされた堆積物で、火山灰や鉱物粒、軽石などが自分の重さや保持された熱によって、互いに密着してくっつき、溶結凝灰岩と呼ばれる堅固な岩石からなっています。 濃飛流紋岩中の溶結凝灰岩は、基本的にはほぼ均質な非常...
美濃地方

濃飛流紋岩の結晶凝灰岩(阿寺層)【美濃地方の露頭52】

濃飛流紋岩の大部分は、径数10kmの陥没盆地の中に大規模な火砕流によって厚く堆積したものであるため、火山灰や軽石などが自分の重さや保持された熱によって、互いに密着してくっついてできた溶結凝灰岩からなっています。研究によると、濃飛流紋岩は、中生代の白亜紀後期に6つの時期にわたって活動したと考えられています。
美濃地方

赤河火山灰流シート【美濃地方の露頭51】

濃飛流紋岩は、岐阜県の面積の約1/4という非常に広い範囲に分布します。 濃飛流紋岩の大部分は大規模な火砕流によってもたらされた堆積物で、火山灰や軽石などが自分の重さや保持された熱によって、互いに密着してくっつき、堅固な岩石(溶結凝灰岩)になっています。 加茂郡白川町三川新田橋北西の露頭 濃飛流紋岩中の溶結凝灰岩は10枚ほどのほぼ均質な非常に厚い板状の堆積物に...
美濃地方

金山火山灰流シート【美濃地方の露頭50】

濃飛流紋岩は、岐阜県の面積の約1/4という非常に広い範囲に分布しています。濃飛流紋岩の大部分は、火砕流によってもたらされた火山灰や軽石などが自分の重さや保持された熱によって、互いに密着してくっつき、堅固な溶結凝灰岩と呼ばれる岩石になっています。こうしてできた溶結凝灰岩は、基本的に、ほぼ均質で非常に厚い板状の堆積物を形成します。このような単位を火山灰流シートと呼びます。
美濃地方

不動滝と濃飛流紋岩【美濃地方の露頭40】

中津川の付知峡(つけちきょう)にある不動滝は、絶景ポイントとして有名です。 濃飛流紋岩 :中津川市付知町下浦付知峡観音滝・不動滝 この付知峡観音滝・不動滝周辺には、濃飛流紋岩が分布しています。 濃飛流紋岩の大部分は大規模な火砕流によってできた溶結凝灰岩で、基本的にはほぼ均質な非常に厚い板状の堆積物を形成しています。そのような均質な非常に厚い板状の堆積物の単位...
美濃地方

濃飛流紋岩の溶結凝灰岩【美濃地方の露頭39】

濃飛流紋岩は非常に広い範囲に分布し、岐阜県の面積の約1/4を占めます。 濃飛流紋岩の溶結凝灰岩 :中津川市坂下西方寺木曽川右岸 そして、どこでもほぼ同じような見た目をした岩石からなります。濃飛流紋岩の大部分は大規模な火砕流によってもたらされた堆積物で、火山灰や鉱物、軽石などが自分の重さや保持された熱によって、互いに密着してくっつき、堅固な岩石になっています。...
川沿いの石

溶結凝灰岩【板取川沿いの岩石16】

板取川沿いには奥美濃酸性岩類が分布しています。川原でも何ヶ所か見ることができます。 関市板取白谷:溶結凝灰岩 上の写真は下白谷橋から北側を眺めて撮ったもので、次の写真は上の写真の〇で囲んだ溶結凝灰岩を北より撮ったものです。 関市洞戸事務所東の国道256号を北進し、8kmほどで名もなき池で有名になった関市板取白谷に入ります。白谷手前に架かっている板取大橋の約3...
川沿いの石

溶結凝灰岩【板取川沿いの岩石3】

板取川やその支流沿いに分布する火山岩類は奥美濃酸性岩類と呼ばれます。(板取川シリーズはこちらから。) 奥美濃酸性岩類は、北西~南東に延びた巨大な岩体(岐阜県の約1/4の面積を占める)をなす濃飛流紋岩の西側にありますが、濃飛流紋岩よりも1500万年ほど若い時期に形成された岩体です。 ただし、濃飛流紋岩のように1つの巨大な岩体をつくっているわけではなく、美濃市北...
川沿いの石

岩から堆積した方向がわかる?【長良川沿いの白鳥流紋岩3】

溶結凝灰岩は、高温の火山ガスや火山灰、軽石などが山体を流れ下った火砕流が堆積し、高温(800℃ほどと言われる)のため、大規模に噴出し堆積すると中に入っているガラス質の部分などが自分の熱と重さでつぶれて固結した岩石です。 そのため、ボール状のものが入っていればあれば、上下につぶされ横から見るとレンズ状(凸レンズ状)になります。火山灰の中には、冷え固まったら軽石...
川沿いの石

溶結凝灰岩【長良川沿いの白鳥流紋岩2】

長良川の東側に広く分布する濃飛流紋岩や西側に分布する奥美濃酸性岩類と同様に、白鳥流紋岩は主に火砕流堆積物によってできています。 大規模な火砕流堆積物においては、マグマの中の鉱物が爆発的な噴出によって砕かれ、破片状になることが多いです。また、噴出したものが高速で移動し堆積するため、高温を保ち、自重によりつぶれて、火山灰や鉱物、軽石などがくっついて固結することが...