泥岩

長良川

大和町名皿部の北右岸の泥岩層中のレンズ状の砂岩【長良川本流沿い露頭編159】

長良川本流沿い露頭編その158で紹介したチャートと貫入岩の露頭の対岸には、泥岩層や砂岩層などが広く露出しています。 場所は、長良川右岸なので名皿部の北になるのですが、目印としては大和町名皿部の北には大きな製造工場があって、その南側にダムの建設作業所があります。その南東に広がる露頭です。 郡上市大和町名皿部の北右岸河床露頭(製造工場とダム作業所の南東の右岸河床...
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大和町徳永の泥岩層と砂岩層【長良川本流沿い露頭編156】

美濃帯堆積岩類中の砂岩層と泥岩層は、珪質泥岩やチャート、石灰岩、玄武岩質火山岩類とは違って、陸地側から運ばれたもの(砂や泥)がもとになっています。それが海洋プレートによって海洋から運ばれてきたもの(珪質泥岩やチャート、石灰岩、玄武岩質火山岩類)と海溝付近で出合って、一緒に大陸の縁(現在の日本列島)にくっつき(付加し)ました。
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泥岩層中の砂岩層【長良川本流沿い露頭編155】

長良川鉄道の徳永駅の南西に釜渕橋があります。 長良川本流沿いの露頭編その154で紹介した砂岩泥岩互層の露頭から釜渕橋にかけて、ほぼ連続で露頭がありますが、砂岩層や砂岩泥岩互層が主です。 今回紹介する釜渕橋の下流10mほど左岸河床には、泥岩層の露頭が見られますので紹介します。写真は露頭を南からパノラマで撮ったものです。 郡上市大和町徳永の釜渕橋下流左岸河床露頭...
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大和町寄次の砂岩泥岩互層【長良川本流沿い露頭編154】

郡上市大和町河辺寄次の長良川左岸堤防沿いに大和町浄化センターがあります。浄化センター南の長良川と支流の合流部から北にある橋(釜渕橋)にかけて、ほぼ連続して露頭があります。大和町浄化センター西の階段から河原へ下りて、下流(南東)へ30mほど進んだ左岸河床露頭で砂岩泥岩互層が見られます。 郡上市大和町河辺寄次の左岸河床露頭(大和町中央浄化センターの西の長良川左岸...
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大和町森の砂岩泥岩互層【長良川本流沿い露頭編153】

国道156号を北進し、郡上市大和町に入りしばらくすると、東海北陸自動車道をくぐります。そこから650mほど進むと、「ぎふ大和IC東」の交差点があります。左折すると、100mも行かないところに橋(西河橋)がありますので、踏切を渡って橋の手前を右折し北へ進みます。500mほど進んだところに、川へ下りる階段があります。近くに車を止め、階段を下ります。階段を下りたと...
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大和町野口の砂岩層と砂岩泥岩互層【長良川本流沿い露頭編152】

国道156号線を北進し、郡上市八幡町を越え、大和町に入ると、長良川沿いに砂岩泥岩互層が何箇所かで露出しています。国道156号線「ぎふ大和IC東」の交差点を左折し(西へ曲がり)、橋を渡り長良川の右岸を北へ進むと岩石が露出しています。橋の北には特殊造形物の製造工場がありますが、橋の250mほど上流(北)の右岸河床です。砂岩層と砂岩泥岩互層が分布しています。 郡上...
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大和町熊田の砂岩泥岩互層【長良川本流沿い露頭編151】

砂岩泥岩互層は、砂と泥の混じったものがより深い海底へ流れ込む時、1回の流れ込みによって粗い砂は下に、その上に細かい泥が堆積するという現象が元になっています。その流れ込みが何回も繰り返して起こることによって、砂岩泥岩互層という縞模様の堆積物ができます。そのため、下から層を追っていくと、泥岩の上にシャープな境界で砂岩が堆積し、次第に砂粒が細かくなって連続的な変化で泥岩が堆積し、またシャープな境界で砂岩が載るという堆積になります。
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大和町場皿の砂岩泥岩互層【長良川本流沿い露頭編149】

県道61号大和美並線を郡上市八幡町から大和町に向かって進み、八幡町と大和町の境界を過ぎたあたりの左手に「大和町場皿」の表示板があります。近くに車を止め、長良川の河原に下りると、左岸側河床に何ヶ所も岩石が露出しています。 そこから対岸(長良川左岸)を望むと、国道156号が通っていて、八幡町と大和町の境界の表示板があります。そこから北へ100m強の露頭が、今回紹...
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平行葉理がわかる泥岩層【長良川本流沿い露頭編148】

葉理は地層中で観察できる層の最小単位で、層の中にある構成粒子、粒径、色調の違いによってできる層状の配列を指します。層の断面を見た時に、一つの層の中に、肉眼で識別できる筋として表れたものです。その葉理がいくつも平行しているものを平行葉理と呼びます。
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八幡町島の砂岩泥岩互層【長良川本流沿い露頭編147】

砂岩泥岩互層は、チャートのように陸地から離れた深海底に堆積したものとは異なり、陸地から運ばれた砂や泥が元になっています。陸地から川で運ばれた砂や泥が海底に堆積しますが、より深い海底へ流れ込むことによって、粒子の粗い砂が下に、その上に粒子の細かい泥が堆積します。それが、繰り返されると砂と泥が交互に堆積するという砂泥互層ができます。