貫入岩

長良川

八幡町小瀬子の砂岩層と貫入岩【長良川本流沿い露頭編146】

今回は、郡上市八幡町小瀬子の砂岩層と貫入岩の露頭を紹介します。 郡上市八幡町瀬取小瀬子の川の中の露頭(長良川鉄道「自然園前」駅の南方) 今回紹介するのは、長良川本流沿い露頭編その145で紹介した石英斑岩の露頭の南にある砂岩層です。 川の中の露頭ですが、本流はその露頭の南側を流れていますので、水位が低い時はほぼ左岸河床露頭です。砂岩層が広く露出しており、マグマ...
長良川

八幡町五町対岸(右岸)の石英斑岩とそれを貫く貫入岩【長良川本流沿い露頭編138】

今日は、郡上市八幡町報徳橋下流の右岸で見られる石英斑岩とそれを貫く貫入岩の露頭を紹介します。前回の長良川本流沿い露頭編その137で紹介した石英斑岩の露頭の対岸です。 この露頭の石英斑岩は、対岸の石英斑岩と同じものですが、全体的には淡灰色で、1mm前後の石英と1mm~2mm径のカリ長石が点在しています。 その石英斑岩を貫いている貫入岩は、全体的には青灰色で、1...
長良川

八幡町法伝橋上流左岸の混在岩と貫入岩【長良川本流沿い露頭編126】

八幡町相生の法伝橋の北東角から、国道156号沿いの歩道を110mほど北へ進むと、個人商店の駐車場の表示があります。そこからコンクリートの階段を下り、コンクリートの上を歩いて南へ進み、また階段を下ります。河原へ下りたら、上流へ向かいます。法伝橋から250mほど上流へ進んだところに、貫入岩が入った混在岩の露頭があります。 写真は貫入岩が入った混在岩の露頭を南西か...
長良川

八幡町亀尾島川合流部付近の赤色層状チャートと貫入岩【長良川本流沿い露頭編124】

長良川沿いのチャートその3、長良川鉄道の車窓からみた岩石その13で紹介した、長良川沿いの赤色層状チャートと貫入岩の露頭を再度紹介します。 国道156号を北進し、八幡町吉野に歩道橋(「八幡町吉野」と書かれてあります)がありますが、そこを越えて200m強で吉野トンネル、吉野洞門を連続して通ります。通過して100mほど進むと、長良川対岸に赤っぽい部分がある岩が露出...
長良川鉄道

美並町下田橋上流の混在岩【長良川本流沿い露頭編78】

混在岩は、基質である黒色の泥岩中に、大小さまざまの砂岩やチャートなどの礫(岩塊)を含む岩石です。ここの混在岩は、黒色の泥岩中におもに1cm~10数cm径の砂岩やチャートの礫を含んでいます。数10cm径の砂岩の礫を含んでいる場合もあります。
長良川

美並町八坂の珪質泥岩層と貫入岩【長良川本流沿い露頭編63】

美濃帯堆積岩類は海洋で噴出したり堆積したりしたものがもとになっていますが、珪質泥岩は、陸地から遠く離れた深海底で堆積したチャートとは違い、海洋プレートの移動によってやや陸地に近づいたところで堆積しました。 沖合の海溝に近い部分で、チャート形成のもととなっている放散虫と泥の粒がまざって堆積したものです。 ここの露頭では、珪質泥岩層に貫入岩が入り込んでいます。 ...
長良川

美並町木尾白石橋下の泥岩層中の貫入岩【長良川本流沿い露頭編55】

郡上市美並町の木尾と母野の間に、白石橋が架かっています。 白石橋付近の右岸(西側)において、橋梁下から上流にかけて砂岩及び泥岩と貫入岩が見られます。白石橋下右岸河床露頭には、地面から数10cmの範囲で泥岩層とそれを貫く貫入岩が露出しています。 写真は河床露頭を西南西からパノラマで撮ったもので、中央部に縦にのびるのが貫入岩で、左側にあるのが泥岩層です。貫入岩の...
長良川

美濃市上河和の混在岩中の貫入岩【長良川本流沿い露頭編42】

美濃市上河和の神母橋の下流から上流にかけて、貫入岩が数ヶ所で見られます。 美濃市上河和左岸露頭(神母橋の下流100m強) 地質図によると、神母橋の下流は灰色(Mmx)が分布し、メランジュからなる地層です。(地質図はジオランドぎふより。岐阜県博物館提供) この露頭(上河和の神母橋の下流100m強の左岸)では、黒色をした泥岩の中に砂岩やチャートなどの大小さまざま...
長良川

美濃市上河和大橋上流の貫入岩【長良川本流沿い露頭編36】

美濃市の上河和大橋の上流にかけて、砂岩層が分布します。 上河和大橋を長良川上流へ進むと川が大きく曲流しているのがわかります。大きく曲流している部分の内側(右岸)に、砂岩層中に貫入岩が入っている露頭があります。 写真は、貫入岩の露頭を北東から撮ったものです。 場所は、上河和大橋から250mほど上流です。対岸(左岸)の河戸谷の合流部近くの道路(県道324号)から...
長良川

砂岩層中の貫入岩と石英脈【長良川本流沿い露頭編32】

前回長良川本流沿い露頭編31で紹介した砂岩層中の石英脈の露頭から上流(東)へ30mほどの河床には、石英脈の他にも、砂岩層中に貫入岩が入っているのを見ることができます。右側の灰色が砂岩で、左側の淡褐灰色のものが貫入岩です。