礫岩– tag –

砂や泥は、普段から口にすることもある言葉ですが、実は、礫・砂・泥などの岩石などが砕かれてできた砕屑物は、大きさによって分けられて定義されています。2ｍｍ以上の粒は、一般的には小石、石と呼ばれることが多いですが、正しくは礫です。砂は２ｍｍ～1/16ｍｍ（2１ｍｍ～2－４ｍｍ）からなる粒、泥は1/16ｍｍより小さい粒です。その礫・砂・泥が固結した岩石が、それぞれ礫岩・砂岩・泥岩です。

長良川沿いでは、美濃市横持と下河和の境界付近から北（上流）に向かってしばらく砂岩層が分布します。 特に、横持と下河和の境界付近には、砂岩層だけではなく、礫岩層...

高鷲町鷲見田代の県道452号と県道321号との交差点から、452号の方へ（東へ）3.7kmほど進んだ左側（北側）に横幅45ｍ以上、高さ10数ｍの露頭があります。ここでは、安山岩質溶岩と火山角礫岩が露出しています。見かけ上は火山角礫岩の上に溶岩が載っている状況です。溶岩は斜長石を多量に含み、角閃石も含んでいます。

烏帽子・鷲ヶ岳火山は、郡上市と高山市の境界にまたがり、南北約33km、東西約18kmの範囲に広がる火山体ですが、多くの谷により開析されていて、本来の火山地形はほとん...

国道４１号の中麻生交差点を東に曲がって町道を飛騨川対岸（左岸）に渡り、橋から北へ２００ｍほど進むと、上麻生礫岩の石碑と説明板、小さな駐車場があります。 ここの露頭に含まれる片麻岩礫は約20億年前という年代値を示すことが1970年（昭和45年）に明らかにされました。

瑞浪層群の蜂屋層は、美濃加茂市蜂屋町周辺から富加町、川辺町、八百津町、可児市塩付近などの広い範囲に分布し、ほとんどは火山角礫岩からなっています。 火山角礫岩中...

河原の石ころ（岩石）を成因で分類する場合、まずはそのでき方によって大きく３つ（堆積岩、火成岩、変成岩）に分けます。堆積岩、火成岩、変成岩の順で、でき方や特徴を説明していきます。