地震

地質の旅

横ずれ断層痕【美濃地方の露頭79】

水鳥地区から県道255号を北進し、開運橋を渡り、国道157号へ入り、そのまま北進します。地震断層観察館から4.5kmほど進んだところにある中地区では、根尾谷断層が左横ずれを起こした跡が畑の境界である茶の木の列により残されています。 OLYMPUS DIGITAL CAMERA 「中の左横ずれ断層」と呼ばれ、2007年(平成19年)に、国指定の特別天然記念物に...
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根尾谷断層(水鳥の断層崖)【美濃地方の露頭78】

今から130年前の1891年10月28日午前6時38分、現在の本巣市根尾を震央として濃尾地震が発生しました。 この地震は、岐阜県や愛知県などで大きな被害をもたらし、7,000人ほどの犠牲者を出しました。地震の規模はマグニチュード8.0であり、内陸の断層によって起きた地震の中では最大級のものです。 この濃尾地震を引き起こした断層群を根尾谷断層(系)と呼び、それ...
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県外編2:地震の痕跡が残る!火雷神社

昭和5年(1930年)11月26日に北伊豆地震(M7.3)が起きました。その地震を引き起こした丹那断層の変位とその時の地震の痕跡を保存してある場所が、丹那断層公園から北方へ車で4.3kmほど(直線距離3.5km)進んだところにあります。 その場所が火雷神社(からいじんじゃ)です。石造りの鳥居とその先にある石段の間に地震断層が存在したために、断層が左横ずれした...
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県外編1:断層の変位がわかる!丹那断層公園(静岡)

丹那(たんな)断層公園は、昭和5年(1930年)11月26日に発生した北伊豆地震(M7.3)を引き起こした丹那断層を観察できるよう整備した場所です。この公園では、北伊豆地震において左横ずれ断層によって水路や円形のゴミ捨て場などが約2.5mほどずれているのを見ることができます。