前回、兵庫県にある玄武洞を紹介しました。
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県外編10:岩石名の由来となった!玄武洞(兵庫県)
兵庫県豊岡市の玄武洞には5つの洞があり、公園として整備されています。マグマが冷え固まった岩石である火成岩の中に玄武岩という岩がありますが、この名称は明治時代において岩石の日本名を制定するときに、玄武洞の名にちなんで命名されました。
玄武といえば、古来中国において四方の方角を司るとされた四神の1つです。
東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武。日本でも「白虎隊」や「朱雀門」など四神にちなんだ名称が多々見られますが、この玄武洞もその1つです。
ですので、玄武洞公園には、玄武洞のほかにもちろん、青龍洞、白虎洞、朱雀洞(南朱雀洞、北朱雀洞)が整備されています。
順に写真を紹介します。
青龍洞
青龍洞では縦に長い柱状節理や、曲がった柱状節理を見ることができます。曲がった姿がまさに龍、という感じでしょうか。

朱雀洞(南朱雀洞)
南朱雀洞では柱状節理に近づいて見ることができます。

白虎洞
白虎洞は玄武洞や青龍洞に比較すると規模は小さいですが、水平に近い方向に伸びた柱状節理とその断面が見られます。

いずれの写真も同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下の黒丸や白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。