東濃地方や中濃地方の丘陵地には、新第三紀層が広く分布します。特に、美濃加茂・可児地域に分布する瑞浪層群の最下部層を蜂屋層と呼びます。この蜂屋層は2400万年~2000万年前に起こった火山活動によって形成されたもので、主に火山角礫岩という火山岩類の角礫が主体の岩石からなっています。
写真は県道63号の宝仙坊トンネルの南から東に入る道へ進み、広橋公民館へ向かう途中にある東露頭を北西から撮ったものです。
美濃加茂市蜂屋町広橋付近の道路沿いには、安山岩の角礫が多く入りごつごつした岩石が露出しています。蜂屋町広橋の公民館の北へ100mほどのところに露出している蜂屋層は、砂岩層の上に火山角礫岩層が約20mの厚さで堆積しています。
下の写真は火山角礫岩に近づいて撮ったものです。シャープペンの長さは約14cmです。
下の写真は1番上の写真の一部を撮ったもので、スケールの長さは2mです。
その下の写真は、広橋公民館の北約100mの東露頭を南東から撮ったものです。下部が砂岩層で、中央から上が火山角礫岩です。
同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある白丸や黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。
こちらの記事では、軽石が入った各務原層を紹介しています。