県外編12:江戸時代に噴出した浅間山!鬼押出し溶岩(群馬県)

鬼押出し溶岩は、1783年(天明3年)の浅間山の噴火の際に流れ出た溶岩です。鬼が火口で暴れて溶岩流を押し出しているようだ、ということからその名前が付いたようです。

天明3年の噴火では、軽石の噴出、火砕流の流下、溶岩流出、岩屑なだれの流下などにより、500名近くの死者を出しました。

鬼押出し溶岩 :群馬県吾妻郡嬬恋村鬼押出し園

浅間山北麓にある鬼押出し園では、流れて固まったままの大きな溶岩を見ることができます。

写真は浅間山をバックにして鬼押出し園の溶岩を撮ったものです。

下の2枚は溶岩の凸凹を撮ったものです。いずれの写真も同じような写真が二枚並んでいますが、それぞれの写真の下の白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。

浅間山ジオパーク推進協議会
https://mtasama.com/site/page_04

こちらでは、岐阜の御嶽山の噴火によってできた石を紹介しています。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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