西濃地域の国見岳スキー場、揖斐高原スキー場は貝月山花崗岩体の斜面を使ったスキー場です。
調査によると、貝月山花崗岩体中に規模は小さいですが、様々な貫入岩があるようです。県道40号を揖斐高原スキー場に向かって進むと、揖斐川町久瀬日坂に温泉施設があります。その温泉施設から100m弱のところに上栃江橋があります。そこから日坂川上流15mほどの右岸(対岸)に露頭が見えます。

写真は日坂川右岸の露頭を北西からパノラマで撮ったもので、中央左側や中央下部、右側に黒っぽく写っているのが貫入岩です。淡褐色をしているのが花崗岩です。
白っぽく見える貝月山花崗岩に、黒っぽい貫入岩が入っているのがわかります。(黄色のスケールは20cmです。)

下の写真は花崗岩を接写したもので、写真の縦は5cmです。

最後の写真は道路(県道40号)から撮りました。
それぞれの写真の下部の白丸または黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。

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