-
川沿いの石
マグマからできた石たち【河原の石ころ5】
河原の石を見る場合、上流の地質を確認し、その上でその石がどのようなものからできていて、どのようにしてできたのかを把握するように観察することが大切です。今回は、火成岩の代表である安山岩と花崗岩について、どのようにしてできた岩石で、それが岩石のどこに表れているかを紹介したいと思います。 -
川沿いの石
岐阜県の石:チャート【河原の石ころ4】
陸地からかなり離れた大洋の深海底にたまった微小生物(おもに放散虫という原生動物)の遺骸が、チャートのもとです。それが、海洋プレートの移動により、1億数千万年ほど前に海溝にもたらされ、当時の大陸の縁(現在の日本列島にあたる場所)に付加したのです。 -
地質の旅
武儀地区はどうやってできのか?
※2012~2013年に、日本平成村通信(岐阜県関市武儀地域のNPO法人日本平成村が発行する月刊情報誌)に掲載したものに少し加筆しています。 武儀地区の成り立ち 武儀地区... -
川沿いの石
揖斐川流域の石ころ【河原の石ころ3】
揖斐川流域の石ころ 揖斐川流域にはおもに美濃帯堆積岩類、花崗岩類(貝月山花崗岩、能郷白山花崗閃緑岩)が分布しますので、これらに由来する岩石が下流に運ばれていま... -
地質の旅
長良川鉄道(美濃駅~北濃駅)沿いの地質
長良川鉄道(越美南線)は、路線総延長が72.1kmで、そのうちの約50km(湯の洞口駅~北濃駅)が長良川に沿って走っています。 その50kmほどは、地質でいうと、美濃帯堆積... -
川沿いの石
地域名のついた岩石【河原の石ころ2】
木曽川沿いの石ころ 木曽川は、美濃加茂市で飛騨川と合流しています。そのため、それより下流では木曽川流域と飛騨川流域の両方の地質を反映しています。 木曽川沿い:... -
川沿いの石
河原の石の名前を知りたい
「河原にある石ころについて知りたい」という声を聞きます。岩石は動物や植物とは違って、色や形など見た目だけで分類するのは困難です。そのため、岩石は「どのようなものからどのようにしてできたか」という成因によって分類され、そして名称がついています。