地質の旅– category –
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美濃地方
赤河火山灰流シート【美濃地方の露頭51】
濃飛流紋岩は、岐阜県の面積の約1/4という非常に広い範囲に分布します。 濃飛流紋岩の大部分は大規模な火砕流によってもたらされた堆積物で、火山灰や軽石などが自分... -
美濃地方
金山火山灰流シート【美濃地方の露頭50】
濃飛流紋岩は、岐阜県の面積の約1/4という非常に広い範囲に分布しています。濃飛流紋岩の大部分は、火砕流によってもたらされた火山灰や軽石などが自分の重さや保持された熱によって、互いに密着してくっつき、堅固な溶結凝灰岩と呼ばれる岩石になっています。こうしてできた溶結凝灰岩は、基本的に、ほぼ均質で非常に厚い板状の堆積物を形成します。このような単位を火山灰流シートと呼びます。 -
地質の旅
トーナル岩【美濃地方の露頭49】
JR高山本線白川口駅の北西にあたる飛騨川沿いに、河岐トーナル岩と呼ばれる岩石が分布しています。トーナル岩は花崗岩の仲間ですが、石英、斜長石、カリ長石、有色鉱物(黒雲母など)からなる通常の花崗岩とは異なり、石英をある程度含み、カリ長石はほとんど含まず、無色鉱物の多くは斜長石からなる等粒状の岩石です。有色鉱物は花崗岩に比べて多く含まれます。 -
地質の旅
珪質粘土岩【美濃地方の露頭48】
珪質粘土岩は礫、砂、泥などの砕屑物をほとんど含まず、粘土鉱物だけからなる岩石で、中に黒色の珪質泥岩をはさむことを特徴としています。また、中生代三畳紀の層状チャートの基底部に存在することがわかっていて、三畳紀初期における酸素が少ない状態の海洋で堆積したものだと考えられています。実際に化石がほとんど含まれません。 -
地質の旅
甌穴【美濃地方の露頭47】
チャートの岩盤に円形の穴がいくつも見られることがあります。 この穴を甌穴、あるいはポットホールと呼びます。河川によって上流から運ばれてきた石が岩盤の表面にある割れ目などにひっかかり、強い流れの中でその石が回転し、ドリルのように岩盤に穴をあけるのです。 -
地質の旅
飛水峡とロックガーデン【美濃地方の露頭46】
加茂郡白川町から七宗町にかけて、飛騨川が岩盤の間を流れ、飛水峡と呼ばれる断崖の渓谷になっています。また、近くにはロックガーデンと呼ばれる広場があります。そこでは、峡谷の真上から断崖を眺めることができます。 このロックガーデン周辺では、美濃地方に広く分布するチャートが見られます。 -
地質の旅
20億年前の礫岩【美濃地方の露頭45】
国道41号の中麻生交差点を東に曲がって町道を飛騨川対岸(左岸)に渡り、橋から北へ200mほど進むと、上麻生礫岩の石碑と説明板、小さな駐車場があります。 ここの露頭に含まれる片麻岩礫は約20億年前という年代値を示すことが1970年(昭和45年)に明らかにされました。