地質の旅– category –
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地質の旅
横ずれ断層痕【美濃地方の露頭79】
中地区では、根尾谷断層が左横ずれを起こした跡が、畑の境界である茶の木の列により残されています。 「中の左横ずれ断層」と呼ばれ、2007年(平成19年)に、国指定の特別天然記念物に追加指定されています。 中地区の左横ずれ断層の変位量は最大9.2m、平均7.4mで、1891年の地震による変位量としては最大を示すようです。 -
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根尾谷断層(水鳥の断層崖)【美濃地方の露頭78】
今から130年前の1891年10月28日午前6時38分、現在の本巣市根尾を震央として濃尾地震が発生しました。 この濃尾地震を引き起こした断層群を根尾谷断層(系)と呼びます。そして、それを代表する断層の一つが本巣市根尾の水鳥(みどり)地区にある北西-南東方向に延びる断層崖(水鳥の断層崖)です。 -
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自噴する井戸【美濃地方の露頭77】
大垣市は濃尾平野の西の端近くにありますが、特に豊かな地下水に恵まれています。 濃尾平野の西側にある養老山地は、この山地のすそ野を北北西-南南東方向に通っている... -
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さざれ石公園【美濃地方の露頭76】
揖斐川町春日古屋の西の笹又地区にはさざれ石公園があり、岐阜県指定の天然記念物「笹又の石灰質角礫巨岩」が見られます。この岩石は、横5.6m、幅2.7m、高さ3.0mで、さざれ石と呼ばれ、大小さまざまの石灰岩の角礫状のものが集まり、それらが互いにくっついたように固まった岩石です。 -
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関ヶ原断層【美濃地方の露頭75】
関ヶ原町は、北側の伊吹山地と南側の鈴鹿山地の間を東西方向に延びる低地にあります。古来から交通の要所として、また天下分け目の戦場となったことはよく知られていま... -
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不破高校裏の東海層群【美濃地方の露頭74】
伊勢湾や濃尾平野の周囲には、新第三紀中新世後期~第四紀更新世前期にかけて、湖や河川の流域に堆積した礫・砂・泥などが積み重なる地層(東海層群)が分布します。 こ... -
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東海層群【美濃地方の露頭73】
伊勢湾や濃尾平野の周囲には、礫・砂・泥などが積み重なる地層が分布します。これを東海層群と呼びます。東海層群は当時形成された東海湖と呼ばれる湖などに堆積したものです。