花崗斑岩【板取川沿いの岩石2】

板取川沿いの岩石その1と同じように、美濃市から関市洞戸に向かう県道81号美濃洞戸線で美濃市片知穴洞にある穴洞橋まで行き、その橋を西に渡り、右折します。
400mほど北進すると、切り通し道があります(そこから川へ下りるとその1のチャート層の場所)。

そこを越えて350mほど北進すると、川原へ下りる細い道があります。
川原へ下り、150mほどもどる方向へ(南へ)歩くと、板取川右岸に数10mにわたって岩石が露出しています。
片知川が板取川に合流している場所の下流へ100mほどの対岸の位置です。

美濃市片知穴洞の北:花崗斑岩

露出しているのは、美濃帯堆積岩類に貫入している花崗斑岩です。
淡灰色をしていて、石英は5mmほどの大きさのものが入り、
数mm~5mmほどの大きさのカリ長石や斜長石が点在しています。
上の写真は南から撮ったもの、下の写真は北から撮ったものです。
遠くに小さく板取川右岸に写っているのは、その1で紹介したチャート層です。

下の写真は花崗斑岩を接写したものです(写真の縦は7cm)。

下の写真は、片知川の合流付近から対岸の山を撮ったもので、花崗斑岩です。
1番上の写真の場所のほぼ上に見られる花崗斑岩です。
同じような写真が2枚並んでいるものは、それぞれの写真の下の●を、左の写真は左目で、
右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体感を味わうことができます。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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