貝月山花崗岩と貫入岩 【美濃地方の露頭70】

西濃地域の国見岳スキー場揖斐高原スキー場は貝月山花崗岩体の斜面を使ったスキー場です。

調査によると、貝月山花崗岩体中に規模は小さいですが、様々な貫入岩があるようです。県道40号を揖斐高原スキー場に向かって進むと、揖斐川町久瀬日坂に温泉施設があります。その温泉施設から100m弱のところに上栃江橋があります。そこから日坂川上流15mほどの右岸(対岸)に露頭が見えます。

写真は日坂川右岸の露頭を北西からパノラマで撮ったもので、中央左側や中央下部、右側に黒っぽく写っているのが貫入岩です。淡褐色をしているのが花崗岩です。

白っぽく見える貝月山花崗岩に、黒っぽい貫入岩が入っているのがわかります。(黄色のスケールは20cmです。)

下の写真は花崗岩を接写したもので、写真の縦は5cmです。

最後の写真は道路(県道40号)から撮りました。

それぞれの写真の下部の白丸または黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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