長良川鉄道の車窓からみた岩石 その10

長良川沿いのチャート層その4と同じ場所を長良川鉄道の車窓から眺めることができます。

郡上市八幡町名津佐の長良川右岸にある高速道路の橋脚付近で、玄武岩質溶岩チャート層が混在しているのが見られます。

下り列車において、深戸駅を出て2分40秒ほどたったところで2つめのトンネルを出ます(美濃駅から約37分のところ)。
すぐ車窓左側を見ると、高速道路の橋梁が見え、長良川右岸に橋脚が2本あるのがわかります。
その2本の間に岩石が露出しています。

玄武岩質溶岩と赤色のチャートが交じり合ったように存在しています。
以前高速道路の橋梁が一本のときは、玄武岩質溶岩の中に赤色チャートのブロックが見られる場所もありました。

写真が四種類ありますが、一番上の写真は列車の車窓から高速道路の橋脚付近を撮ったものです。
上から二番目の写真は2基の橋脚の間を東から撮ったもので、玄武岩質溶岩と赤色チャート層が混在しています。

下から二番目の写真は玄武岩質溶岩と赤色チャート層が混在したところを南から撮ったものです。
同じような写真が二枚並んでいますが、写真の下にある●を左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重なり合わせるように見ると立体的に見えます。

一番下の写真は15年ほど前に撮った玄武岩質溶岩中にチャート層のブロックが入ったところです。
現在は見ることができません。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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