電車から眺める岩【長良川沿いの花崗斑岩3】

長良川鉄道で下り列車に乗ったときは「八坂駅」を過ぎて30秒ほど、上り列車に乗ったときは「みなみ子宝温泉駅」を過ぎて1分15秒ほどで、鉄橋を渡ります。そのとき北側を見ると赤い勝原橋が見えます。

そして勝原橋と鉄橋との間の長良川沿いに、黒っぽい岩と白っぽい岩を見ることができます。(写真は長良川鉄道の車窓から見た景色)
黒っぽい岩は混在岩で、白っぽい岩は花崗斑岩です。混在岩に花崗斑岩が貫入しているのです。

車で移動する場合は、国道156号線を美濃市から北上し、郡上市美並町に入ります。道の駅美並を越えて1.7kmほど進んだところに「子宝の湯」の看板があります。そこを右折すると、赤い勝原橋が見えてきます。
勝原橋を渡って東側から川原へ降りると、橋脚近くに混在岩があります。そこから下流(南)へ約100mほど進んだところに、花崗斑岩が露出しています。

また、混在岩と花崗斑岩が接しているところも見ることができます。黒いのが混在岩で、白いのが花崗斑岩です。

写真は同じような写真が横に並んでいますが、写真の下にある白丸または黒丸を重なり合わせるように見ると、立体的に見ることができます。

立体視写真については、こちら。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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