破断した砂岩泥岩互層【板取川沿いの岩石14】

岩石が外部からの力を受けて形状が変化することを破断といいます。
今回は破断した砂岩泥岩互層を紹介します。

関市洞戸事務所東の国道256号を北進し、約5.3km進むと右側に新高賀橋がありますが、さらに2kmほど進むと洞戸高見の集落に入ります。新高賀橋から約2.2kmのところが高見の集落の終わり辺りですが、右手に川の方向(東)へ進む道があります。位置としては、板取大橋の手前(南)300m強のところです。東へ進む道はロープが引いてあり、車では進めないので、歩きます。東へ80mほど歩き川に近づき、右折し南へ90mほど歩くと、川へ下りる細い道があります。

そこを下りると、板取川の右岸に破断した砂岩泥岩互層が露出しています。

本来1つの大きな岩なのですが、強い力によって小さな凸凹に区切られたようになっています。

写真が三種類ありますが、上の写真は川へ下りたすぐの場所に露出している破断した砂岩泥岩互層を北から撮ったもので、下の写真は近づいて撮ったものです。
光の加減で見にくいですが、黒っぽいのが泥岩で、灰色っぽいのが砂岩です。

関市洞戸高見:破断した砂岩泥岩互層

下の写真は、南へ50m強進んだところを北から撮ったものです。上と下の二枚の写真は同じような写真が2枚並んでいますが、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、下の●を重ね合わせるようにすると立体的に見えます。


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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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