洞戸栗原から洞戸高見にかけて、板取川沿いに分布する美濃帯堆積岩類は、主にチャート層と、破断した砂岩泥岩互層です。
特に洞戸尾倉の板取川沿いには、破断した砂岩泥岩互層が見られます。
洞戸尾倉では、板取川は東へ大きく曲がっています。その曲がっている川沿いに砂岩泥岩互層が露出しています。
ここの砂岩泥岩互層は、本来層状である砂岩はレンズ状(凸レンズのイメージ)や、ちぎれた形状となっています(破断といいます。こちらの記事参照)。
関市洞戸事務所東の国道256号を北進し、尾倉の集落に入ると川が東へ大きく曲がっていますが、その北東の道路沿い(集落の北東橋)に商店と消防団の車庫があります。
消防団の車庫の脇から川原へ下りることができます。川原へ下り、下流に向けて進むと破断した砂岩泥岩互層が露出しており、しばらく連続して見ることができます。
上の写真は破断した砂岩泥岩互層を南から撮ったものです。
同じような写真が2枚並んでいますが、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、下の白丸を重ね合わせるようにすると立体的に見えます。
下の写真は破断した砂岩泥岩互層を近くから撮ったものです。
黒っぽいのが泥岩で、灰色っぽいのが砂岩です。
砂岩層がレンズ状(凸レンズのイメージです)や、ちぎれた形状をしているのがわかると思います。
同じくレンズ状のものが含まれるこちらの回も、おすすめです。