長良川– tag –
-
長良川
メランジュの露頭【長良川本流沿い露頭編11】
メランジュは、もともとは混合を意味するフランス語で、いろいろな種類の岩石が複雑に混じりあった地質体を指します。 美濃帯堆積岩類においては、泥岩の基質中に、緑色... -
長良川
ドロストーンの互層【長良川本流沿い露頭編10】
美濃市保木脇・立花の立花橋周辺は、美濃帯堆積岩類のいろいろな岩石が露出しています。立花橋の200mほど上流の左岸河床露頭には、チャート中にドロストーンが入った露頭やチャートとドロストーンが互層になった露頭が見られます。 -
長良川
チャートの角礫岩【長良川本流沿い露頭編9】
立花橋数10cm下流左岸露頭には珪質粘土岩および優黒色泥岩からなる地層(Mto)が分布しています。この地層は、中生代三畳紀の層状チャートの基底部にあり、炭素の含有量が極めて高く、三畳紀初期における嫌気的な環境(酸素が欠乏している状態)を表す岩石です。 -
長良川
チャート中の石灰岩【長良川本流沿い露頭編8】
長良川沿いにはチャートと石灰岩が繰り返して積み重なっている岩石やチャート中に石灰岩が入っている岩石が見られます。石灰岩は浅い海で形成し、チャートは深い海で形成します。そして、石灰岩は深い海だと溶けてしまい形成されません。 -
長良川
チャート中の甌穴と層状チャート【長良川本流沿い露頭編7】
美濃市にある美濃橋(赤色の橋)の左岸(東)側に岩石が露出しています。 チャートでできていて、上から見ると2.8m×2.3mほどの楕円形をしている甌穴があり、「お... -
長良川
砂岩泥岩互層と砂岩層内の甌穴【長良川本流沿い露頭編4】
砂岩泥岩互層は砂岩層と泥岩層が交互に堆積している地層です。砂と泥が混じったものが水の中で移動した(流れ下った)時に、砂層の上に泥層が堆積しますが、それが繰り返されると砂層と泥層が交互に堆積し、固結すると砂岩泥岩互層となります。 -
長良川
層状チャート【長良川本流沿い露頭編2】
美濃地方にはチャート層が広く分布しています。美濃帯堆積岩類の中のチャート層は、古生代のペルム紀から中生代のジュラ紀の時期に、砂や泥が流れ込まないような陸地から離れた深海底に堆積したものです。また、チャート層と薄い泥岩層が繰り返して堆積しているものを層状チャートとよびます。