チャート– tag –

貫入した岩体において、貫入された岩石との接触部付近では鉱物の結晶が細かいという岩相を急冷周縁相と呼びます。 冷え固まる前の岩脈の中をマグマなどの液体が流れて移動する際、他の岩石との接触部では低温と摩擦のため流れがゆっくりになりますが、中央部は流れが速いままです。すると、高速である中央部に大きな結晶が移動するのです。そのため他の岩石との接触部では、大きな結晶は移動してしまい、かつ急冷のため鉱物が成長することもできないので、結晶は細かいガラス質になるのです。

「道の駅美並」付近の長良川沿いには珪質泥岩が分布しますが、 https://minotigaku.com/riverside/nagaragawa/nagara-60/ その北にはチャートが分布します。 郡上市美並...

「道の駅美並」から長良川右岸へ階段で下り、下流（南西）へ100ｍほど進んだところに層状チャートと珪質粘土岩が一つの露頭で見られる場所があります。 珪質粘土岩は、...

前回の長良川本流沿い露頭編その５７で紹介した層状チャート中の漣痕の露頭から上流（北東）へ15mほどのところに、黒色の層状チャートが見られます。 郡上市美並町上田...

ここの露頭では層理面は水平に近いのですが、階段状になっていて、異なる層理面が何枚か見られる状態です。そのため、１枚の層理面における漣痕が見られるわけではなく、少しずつですが複数の層理面の漣痕が見られます。層状チャートは、淡青灰色～灰色をした数cm～10cm厚のチャート層に、灰色をした5mm～1cm厚の泥岩層がはさまれています。

今回は、美並町母野の長良川左岸にある甌穴について紹介します。 県道324号白山美濃線で美濃市から郡上市美並町へ向かい、美濃市と美並町の境界を過ぎてしばらくすると...

美濃帯堆積岩類のように、海洋プレートの上の堆積物が移動し、陸側のプレートに付加した堆積岩にはメランジュと呼ばれる特徴的な地質体があります。 美濃市上河和東海北...