貫入岩【板取川沿いの岩石7】

板取川沿いで、洞戸通元寺と栗原の境界の北側に珪質泥岩が分布しています。

美濃市から関市洞戸に向かう県道81号美濃洞戸線で、突き当りである関市洞戸事務所前交差点まで進み、右折して国道256号を北進します。
栗原の表示を過ぎ、200m強進むと、自動車整備工場がありますので、手前を右折しすぐのところに川原に下りる細い道があります。

以前(9年前)は珪質泥岩が露出しているところまですぐに行けましたが、現在は露出しているところは見えるのですが、草木が伸び、薮のためなかなかたどり着けませんでした。国道256号の歩道の下に露出しています。

写真が三種類ありますが、上の写真は珪質泥岩を南から撮ったものです。
写真で黒っぽく見えるのが珪質泥岩で、やや褐色に見えるのが貫入岩です。
液体であるマグマが泥岩に入り込み冷え固まった岩石です。
苦鉄質の岩石だと思われます。

次の写真は貫入岩に近づいて撮ったものです。

下の写真は同じく南から撮ったものですが、珪質泥岩を中心に撮りました。
1番上と下の写真は同じような写真が2枚並んでいますが、それぞれの写真の下の黒丸または白丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見えます。

前回の記事はこちらから。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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