地質の旅– category –
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美濃地方
樹木の化石【美濃地方の露頭14】
美濃加茂市、可児市周辺に分布する第三紀層である瑞浪層群は、古い順に蜂屋層、中村層、平牧層で構成されています。中村層は美濃加茂市南部、可児市、御嵩町にかけて分... -
美濃地方
流紋岩質溶結凝灰岩層【美濃地方の露頭13】
蜂屋層を形成した火山は、約2400万年前に活動がはじまった火山です。日本海がまだ拡大していない時代で、古いアジア大陸の東端にあたる位置で活動しました。流紋岩質の凝灰岩が自身の熱と重量によって、構成している火山灰や鉱物などが結びつき、多くの部分が堅固な岩石(流紋岩質溶結凝灰岩)になっています。 -
美濃地方
可児市塩の蜂屋層【美濃地方の露頭12】
瑞浪層群の蜂屋層は、美濃加茂市蜂屋町周辺から富加町、川辺町、八百津町、可児市塩付近などの広い範囲に分布し、ほとんどは火山角礫岩からなっています。 火山角礫岩中... -
地質の旅
県外編13:波の跡と恐竜の足跡!瀬林の漣痕(群馬県)
群馬県神流町にある漣岩(さざなみいわ)は、今から約1億2000万年前の白亜紀の地層で、その頃の砂に残された波の痕(漣痕、れんこん)が岩になったものです。その後、多くの人の目に触れてきましたが、1985年(昭和60年)、漣痕の上に残された窪みが恐竜の足跡だとわかりました。 -
美濃地方
蜂屋層【美濃地方の露頭11】
東濃地方や中濃地方の丘陵地には、新第三紀層が広く分布します。特に、美濃加茂・可児地域に分布する瑞浪層群の最下部層を蜂屋層と呼びます。この蜂屋層は2400万年~200... -
地質の旅
県外編12:江戸時代に噴出した浅間山!鬼押出し溶岩(群馬県)
鬼押出し溶岩は、1783年(天明3年)の浅間山の噴火の際に流れ出た溶岩です。鬼が火口で暴れて溶岩流を押し出しているようだ、ということからその名前が付きました。浅間山北麓にある鬼押出し園では、流れて固まったままの大きな溶岩を見ることができます。 -
地質の旅
県外編11:柱状節理の美しさ!やくの玄武岩公園(京都府)
柱状節理は、液体であるマグマが冷却して固体になるときに体積が小さくなるために、規則正しい割れ目ができたものです。基本的には六角形の柱状になるように割れ目が入っています。六角形が科学的に安定していることは、蜂の巣のハニカム構造が有名かもしれません。