川沿いの石– category –
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長良川
八幡町西乙原右岸の混在岩・チャート・珪質粘土岩【長良川本流沿い露頭編122】
長良川本流沿い露頭編121で紹介したように、八幡町西乙原には長良川鉄道の鉄橋が通っており、右岸においては鉄橋のほぼ下から上流へ60mほどには混在岩がところどころに... -
長良川
八幡町西乙原右岸の混在岩【長良川本流沿い露頭編121】
地質図によると、郡上市八幡町の貝付の北から西乙原にかけて、長良川沿いにはメランジュからなる地層が分布しています。メランジュは美濃帯堆積岩類などの付加体堆積物に特徴的な地質体で、基質となる黒色の泥岩中に大小さまざまな岩塊が入っています。この露頭のように、露頭レベルで黒色の泥岩の中に砂岩やチャートの数cm~10数cm径の礫が入っている場合、混在岩という表現をします。 -
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八幡町西乙原右岸の層状チャートの褶曲【長良川本流沿い露頭編120】
郡上市八幡町西乙原の長良川に架かる鉄橋の西(下流側)70mほどの右岸には、層状チャートが露出しています。チャートは、砂や泥の供給がないような陸地(大陸)から離れた深海底で、放散虫などの微小な生物の遺骸が堆積したものがもとになっています。それが、海洋プレートによって運ばれ、大陸の縁(現在の日本列島)に付加したものを現在見ているのです。本来チャートは深海底で水平方向に堆積していますが、陸地に付加したため、現在はかなり変形した状態で露出していることが多いです。 -
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八幡町東乙原左岸の黒色チャートと石英脈【長良川本流沿い露頭編119】
長良川本流沿い露頭編その118の露頭から南東へ25mほど進んだところに、黒色チャートと石英脈の露頭があります。 郡上市八幡町吉野東乙原左岸露頭(長良川鉄道鉄橋橋脚... -
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石英の雁行脈【長良川本流沿い露頭編118】
雁行脈は、鳥の雁(がん)が斜めに並んで空を飛ぶ形を連想させることからつけられた呼び名です。外から力が加わり断層のようにずれ動く時に、雁行に亀裂ができ、そこに鉱物(ここでは石英)が充填したものです。 -
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八幡町貝付の北右岸のチャート中のドロストーン【長良川本流沿い露頭編117】
長良川本流沿い露頭編その116で紹介したチャート中に貫入した玄武岩が見られる露頭から北(上流)へ20mほど進んだところで、チャート中にドロストーンが入った露頭があ... -
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八幡町貝付の北右岸のチャート中の玄武岩の貫入【長良川本流沿い露頭編116】
長良川右岸を通る県道61号大和美並線を北上し、美並町と八幡町の境界を越え、しばらくすると八幡町貝付で高速道路の橋梁の下を通ります。 その東側の橋梁を通り過ぎてす...