川沿いの石– category –
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長良川
枕状溶岩【長良川本流沿い露頭編30】
玄武岩質溶岩は海底などで噴火をして海水に触れると、西洋枕(または米俵)状をしてそれが積み重なった状態で固まります。その西洋枕状の溶岩を枕状溶岩(ピローラバー)と呼びます。熱い玄武岩質溶岩が海水などで急冷し、表面だけ固まって殻をつくりますが、内部は熱いままなので、殻を破って絞り出されるように流れ、また海水で急冷して殻をつくるということを繰り返します。そのため、見かけ上西洋枕状の形をした溶岩がいくつもできるのです。 -
長良川
雨で削られた跡:カレン【長良川本流沿い露頭編29】
今回紹介するのは、以前紹介した長良川沿いの石灰岩その2と同じ露頭です。昨年は河原の石に埋まっていて露頭が見えなかったのですが、現在は河原の石が移動したために... -
長良川
美濃市須原の玄武岩質溶岩【長良川本流沿い露頭編28】
美濃地方に広く分布する美濃帯堆積岩類は、2億9000万年~1億4000万年ほど前に海洋で噴出したり堆積したりしたものが、海洋プレートの沈み込みによって大陸の縁にくっついた岩石です。 そのため、美濃帯堆積岩類には火山から噴出した玄武岩質溶岩などの火山岩類も含まれます。洲原神社の南周辺には、玄武岩質溶岩が分布しています。 -
長良川
砂岩層中の花崗斑岩【長良川本流沿い露頭編27】
花崗斑岩は、花崗岩をつくるマグマが高温の液体の状態で他の岩石に入り込み、冷え固まった岩石です。長良川の水位が高い時は行くことが難しいですが、水位が低い時は洲原神社から右岸沿いに歩くと洲原橋から北へ200mほどの河床に露頭があり、灰色の砂岩層中に表面は淡褐色をした花崗斑岩が入り込んでいます。 -
長良川
鏡肌(スリッケンサイド)【長良川本流沿い露頭編26】
地層や岩石がある面を境にずれ動いた面を断層面といいます。その断層面の両側の岩石が緻密で硬い場合は、断層面の摩擦のため磨かれたようになります。これを鏡肌(スリッケンサイド)といいます。 -
長良川
砂岩層と層状チャートとの境界部【長良川本流沿い露頭編25】
長良川本流沿い露頭編24で紹介した砂岩層の露頭から北へ40mほど進むと、壁のように突出している岩石があります。 https://minotigaku.com/riverside/nagaragawa/nagara... -
長良川
砂岩層中の細礫【長良川本流沿い露頭編24】
美濃市横持から長良川左岸沿いに上流に向かって下河和方面へ進むと、長良川の流れは北西→南東から北→南へ変わります。流れが北→南へ変わってから100mほど進むと、左岸(東側)に砂岩層の露頭が広がっています。露頭は砂岩層からなっていますが、ところどころに砂より粒が大きい礫が入っている部分が見られます。砂岩層は中粒~細粒の砂からなっていて、全体的には淡黄灰色を示しています。