砂岩が入った岩【長良川沿いのメランジュ4】

長良川沿いのメランジュその1で紹介したように、メランジュは、泥岩などの基質中に、様々な大きさ・種類の岩塊を含んでいます。

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含まれる岩塊の大きさは、数センチメートルから数キロメートルに達するまで、様々です。
泥岩中に数cm~数十cm径の砂岩が入っている岩体に接して、チャートなどの数mの岩体が存在することもあります。

今回は、郡上市美並町大原下田橋下流のメランジュを紹介します。

国道156号線を北上し、郡上市美並町に入ります。
道の駅美並を越えて「子宝の湯」の看板を過ぎ、左手に見える吉田小学校を越えてしばらくすると、下田橋があります。橋を渡って右折し、長良川の左岸側を南(下流)に400mほど進むと、道路脇にスペースがあります。

そこから川原を眺めると、岩が露出しているのがわかります。上の写真は東から撮ったものです。右側がチャート層、左側が混在岩です。

次の写真は同じ岩を南西(混在岩の方)から撮ったものです。黒い泥岩の中に数cm~数十cm径の砂岩(灰色)が入っているのが見えます。

最後の写真は、チャートに貫入岩が入り込んでいるものです。(東から撮りました。)

それぞれの写真の下の白丸や黒丸を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、重ね合わせるようにすると立体的に見ることができます。

貫入岩についてはこちらの記事もどうぞ。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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