砂岩【津保川沿いの岩石10】

関市富之保には砂岩が広く分布し、平地が広がっています。(詳しくは津保川沿いの岩石その9で紹介しています。)

同じように富之保の北の上之保名倉にも、砂岩が分布しています。特に名倉に架かっている丸山橋の下に露出している砂岩は、表面が見やすいので紹介します。

関市上之保名倉の対岸:砂岩

関市武儀事務所から県道63号を津保川の上流に向かって進み、関市富之保を越え、上之保の表示板(左側)から500mほど進んだところで左側に道があります。左折し、少しで橋を渡りますが、その橋が丸山橋です。近くに車を止め、丸山橋を東へ渡り、渡ってすぐの右側から川に下りることができます。川へ下りて、丸山橋から40mほど下流(南)に南北に10mほど、東西に7mほどの砂岩が露出しています。上の写真は砂岩を南から撮ったものです。

ここでは、石と水流によって削られたと思われるなめらかな(甌穴の一部のような)表面を見ることができます。泥岩の細礫が堆積面に並んだり、堆積面と思われるところが凹んでいたりして、砂粒の堆積面がわかりやすくなっています。(下の写真)

次の写真は砂岩を接写したもので、写真の縦は約7.5cmです。泥岩の細礫が点在していますが、並んでいるのがわかると思います。

下の写真は、上の写真を撮った場所で振り返って、南を向いて(北から)撮ったものです。

同じような写真が2枚並んでいますが、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、写真の下の●を重ね合わせるようにすると立体的に見えます。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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