清兵衛淵のチャート層【津保川沿いの岩石6】

清兵衛淵は、関市の下之保大門地区で見られる淵です。
(関市観光協会 せきのまど「清兵衛淵」)

周辺と比べると、この場所だけが急に深く掘り込まれています。清兵衛淵の東側には高い山がそびえており、それが東の方へつながり524mの権現山に続いています。

この山たちはチャートでできており、周囲と比べて高くなっています。大門を南から北へ津保川沿いに進むと、大型スーパーの近くは砂岩泥岩が分布し、清兵衛淵の辺りにはチャートが分布します。そして、清兵衛淵の北には砂岩が分布します。チャートは砂岩と比べると削られにくいですが、いったん削られるとどんどん深く穴をあけ、硬いためその深い穴が保存されるという特徴をもちます。

関市下之保大門清兵衛淵:チャート層

県道58号関金山線を北進し、平成の道の駅まで行きます。道の駅の先1.2kmほどの左側(西側)にホームセンターがありますが、その道路の向かいが清兵衛淵です。手作りの表示板があります。川原へ下りて(右岸側)、露出しているのがチャート層です。

上の写真はチャート層を北から撮ったもので、下の写真は近づいて撮ったものです。

下の写真は南へ70mほど進んだところ(右岸)に露出している泥岩を東から撮ったものです。同じような写真が2枚並んでいますが、それぞれの写真を左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、下の●を重ね合わせるようにすると立体的に見えます。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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