砂と泥の違い【長良川沿いの砂岩・泥岩3】

砂岩は砂が固決した岩石、泥岩は泥が固決した岩石です。

では、砂と泥はどう違うのでしょうか。
さらさらしているのが砂?黒くどろどろしているのが泥?

実は、科学的にはは粒の大きさが異なっているだけです。

は2mm~1/16mm(2mm~2-4mm)からなる粒、は1/16mmより小さい粒と定義がされています。

また、砂より大きなもの、2mm以上の粒は、と呼びます。私たちが普段イメージする小石や石は、この礫です。

砂岩の中に礫が集中して含まれている場合があるので、今回紹介します。

国道156号線を北上し、美濃市市街地を越え、立花トンネルを過ぎしばらくすると右手の洲原神社があります。洲原神社を過ぎたところを右折し、北東に1km弱進むと上河和大橋があります。
近くで車を止め、橋の手前を右(南)に降りる道があるので、そこを降り、川原沿いに右岸を進めば砂岩が広く露出しています。

その砂岩の中に、礫が多く含まれた部分があります。
写真のスケールの最小目盛りは1mmです。

下の写真は少し離れて撮ったものです。
同じような写真が二枚隣り合っていますが、左の写真と右の写真の下にある●を、重なり合わせるようにすると立体的に見ることができます。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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