砂や泥からできた石【長良川沿いの砂岩・泥岩1】

美濃帯堆積岩類の中で、玄武岩質溶岩、石灰岩、チャートなどは
陸側の影響を受けないような海洋で噴出したり堆積したりしたものですが、
砂岩、泥岩は陸側から海洋へ運び込まれて堆積したものです。

そのような、陸から離れた海洋で堆積したものと、陸から海洋へ運ばれて堆積したものが
日本列島に付加し、混じり合ったものが美濃地方には広く分布しています。

砂が堆積して固まった砂岩や、泥が堆積して固まった泥岩は、
長良川沿いにいろいろな場所で分布します。
国道156号線を北上し、郡上市八幡町市街を越え、八幡IC口の信号から約1.1km進むと左手に長良川が見えてきます。

長良川沿いに多くの岩石が露出していますが、一帯は砂岩が分布しています。

下の写真は近づいて撮ったものです。
写真下部の●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、
重ね合わせるようにすると立体的に見えます。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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