雨で溶ける石【長良川沿いの石灰岩2】

10年ほど前は、長良川沿いの玄武岩質溶岩その1で紹介した美濃市須原の長良川右岸に、石灰岩も露出していました。

しかし、今年行ってみると、川原の石に埋まっており、現在は以前のように石灰岩が見ることができない状態になっていました。

石灰岩は主に炭酸カルシウムからなっているため、酸性の水溶液に溶けてしまいます。以前のように石灰岩がなかったのは、溶けてしまったと考えられます。

石灰岩が露出しているところでは、独特の地形をなすことが多いです。1番上の写真では、石灰岩の表面に上下方向の溝状のもの(黄色の点線の枠内)が見られますが、カレンと呼び、雨水によって溶けた跡です。下の写真はカレンを拡大したものです。

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