石灰岩チャート互層【板取川沿いの岩石8】

長良川沿いの石灰岩その3で紹介した石灰岩とチャートが交互に堆積しているように見える岩石(石灰岩チャート互層)が板取川沿いにも露出しています。

ただ、石灰岩とチャートでは堆積する水深が異なるなどの形成条件が違うため、石灰岩チャート互層の形成過程は正確にはわかっていないようです。

美濃市から関市洞戸に向かう県道81号美濃洞戸線で、突き当りである関市洞戸事務所前交差点まで進み、右折して国道256号を北進します。
栗原の表示を過ぎさらに進むと、栗原橋があります。
栗原橋から右手(東)を見ると、板取川左岸に岩石が露出しています。

そこに露出しているのが石灰岩チャート互層とチャート層です。
栗原橋を渡ると東に鮎料理店がありますが、そこを越えて川の左岸(北側)を歩いていきます。

関市洞戸栗原:石灰岩チャート互層

写真が三種類ありますが、上の写真は石灰岩チャート互層を南東から撮ったもので、
次の写真は上の写真の一部を近づいて撮ったものです。

三枚とも同じような写真が2枚並んでいますが、それぞれの写真を左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、下の●を重ね合わせるようにすると立体的に見ることができます。
特に上の写真において、へこんで見えるところが石灰岩で、出っ張ってみえるところがチャートです。

下の写真は他の場所の石灰岩チャート互層を同じく南東から撮ったものです。


立体視写真についてはこの記事もどうぞ。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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