穴の空いた石(甌穴)【長良川沿いのチャート層6】

チャート層は、長良川沿いのチャート層その4で紹介したように、ガラス質の硬い殻をもった生き物の遺骸が集まり固結した岩石です。
そのため硬く、甌穴ができると、その形が保存されやすいのです。

長良川沿いのチャート層その5では郡上市美並町赤池の甌穴を紹介しましたが、今回は美濃市上河和の甌穴を紹介します。

国道156号線を美濃市市街から北上し、洲原神社を越えてトンネルに入り、出口すぐのところを右(東)に入り、しばらく進むと神母橋があります。
そこを渡り、右に曲がると県道324号白山美濃線です。東へ進み、約300m進んだ道路脇にスペースがあるので、そこから川に降りて下流へ進むとチャートが露出しています。
その中に甌穴がいくつかかたまって分布しているところがあります。

いずれも径が1m以下の甌穴です。

写真が二種類ありますが、いずれも甌穴を北より撮ったものです。甌穴の立体感を感じてもらいたいので、立体視写真としています。
写真が二枚並んでいますが、写真の下にある左の●と右の●を重なり合わせるように見ると立体的に見えます。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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