都市で見られる化石【名古屋編17】セントラルパーク地下街②(西の通りの床と壁)

セントラルパーク地下街の通路床の一部には、赤褐色をしたスペイン産のロッソアリカンテが使われています。

そして、アンモナイトが結構入っています。

また、セントラルパーク地下街の西の通りの壁の一部、6番と8番出口付近の壁、およびセントラルアイの両側の壁には、イタリア産のペルリーノキャーロと呼ばれる大理石(正しくは石灰岩)が使われています。

数は少ないですが、壁にもアンモナイトとベレムナイトが確認できましたので、こちらも紹介します。

探索記

人通りが常にある場所なので、通行の妨げになるようではいけないので、1回につきあまり長い時間探し続けるわけにもいきませんでした。

また、最初のうちはこの石材に入っているアンモナイトがどのような大きさのもので、どのように見えるかが頭の中に入っていなかったため、あっても見つけることができませんでした。

しかし、何回か探すうちに、20個以上のアンモナイトが見られることがわかりました。

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全体図

赤丸の位置がアンモナイトなどの見られる床の場所で、青丸の位置が壁にアンモナイトなどが見られる場所です。

セントラルパーク地下街の床で見られる化石は全体図の地点h~jです。順に紹介します。

アンモナイトが見れる場所

地点h
地点i
地点j

べレムナイトが見れる場所

地点j

セントラルパーク地下街の壁の一部にはペルリーノキャーロと呼ばれる石材が使われています。白っぽい色をしています。

地点A

地点Aは6番出口付近の壁です。

1枚目はアンモナイトの縦断面、2枚目はべレムナイトの断面です。

地点B

地点Bは8番出口付近の壁を撮ったものです。はベレムナイトの断面です。

写真にはすべてスケールが入っていますが、指などを一緒に撮った写真から長さを読み取ってつけたため、正確さはやや欠けます。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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