セントラルパーク地下街の床
セントラルパーク地下街の通路床の一部には、赤褐色の大理石(正しくは石灰岩)であるスペイン産のロッソアリカンテが使われています。
ロッソアリカンテという石材は、中生代ジュラ紀の海で形成された石材であるため、アンモナイトなどの化石が入っています。
渦巻き模様のわかるアンモナイトや、けっこう大きなアンモナイトの縦断面を見ることができますが、気にしなければ踏みつけていることでしょう。
確認したところ20個以上のアンモナイトなどが見られますので、2回に分けて紹介します。
今回は、東の通りと中央通りの床で確認したアンモナイトを紹介します。
全体図
セントラルパーク地下街の図を入れました。赤丸の位置がアンモナイトの見られる場所です。網羅しているわけではありませんが、確認できたところを赤丸で示しました。図はエクセルで作成したので、店舗(黄色)の形などは正確ではありませんが、だいたいの場所はわかると思います。
a
aはわかりにくいですが、中央にうっすらアンモナイトが見えます。
b
bの場所では4個のアンモナイトを確認できました。1番上のものが確認しやすいと思います。
c
cの場所では9個確認できました。上の2枚は縦断面です。
アンモナイトの断面による見え方はこちら参照。
d
dの場所でもアンモナイトが見られます。
e
eはアンモナイトの端の縦断面ですが、大きいです。灰色をしたベレムナイトの断面も見られます。
f
fの写真もアンモナイトの縦断面ですが、こちらは小さいです。
g
最後に紹介するgもアンモナイトです。
bの1番上とgは、2000年に出版された「大野寛次・下坂康哉著:ビル街の化石・鉱物わくわく探検隊-名古屋+周辺(風媒社)」にも紹介されているアンモナイトで、現在も残っています。
写真にはすべてスケールが入っていますが、指などを一緒に撮った写真から長さを読み取ってつけたため、正確さはやや欠けます。