玄武岩質溶岩が急冷すると【長良川沿いの玄武岩質溶岩3】

玄武岩質溶岩が急冷すると、ばらばらになってしまうことがあります。

それが固結すると、小さな角礫状の玄武岩がいっぱい集まった岩石をつくります。
「枕状溶岩」の周辺にできることが多く、これも海底で噴火の結果できた岩石です。

このような玄武岩質溶岩も長良川沿いで見られます。
国道156号線を美濃市から北上し、須原を越えてトンネルを出てしばらく進むと美濃市と郡上市の境界部に「郡上市」の表示板があります。
長良川が北を流れていますが、その表示板の対岸に玄武岩質溶岩が見られます。
対岸に行くには、トンネルまで戻り、トンネルに入る手前を東に進み、
神母橋を渡り、西へ進むと行けます。

数cm~5cmほどの径をした角礫状の玄武岩が多く入った岩石が見られます。
10cmを超える玄武岩も入っています。

上は少し離れて撮ったもの、下は近づいて撮ったものです。
それぞれの写真の下の●を、左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、
合わせるようにすると立体的に見えます。

    

立体視写真について、気になった方は、こちらの記事もどうぞ。

あわせて読みたい
立体視用の写真作成について このブログでは、立体感がわかるように露頭の立体写真を入れるようにしています。 今回は、立体視用の写真の作成方法を紹介します。 手順1.写真撮影 左目用と右目用と...
よかったらシェアしてください!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

目次