石灰岩チャート互層【津保川沿いの岩石5】

長良川沿いの石灰岩その3で紹介した石灰岩チャート互層が津保川沿いにも露出しています。

基本的には石灰岩とチャートでは堆積する水深などの形成条件が違うため、石灰岩チャート互層がどうやってできるのか、形成過程の詳細はわかっていません。

県道58号関金山線を北進し、武儀西小学校(令和2年度末閉校)まで進みます。さらに400mほど進むと、右側に橋があります。左側にある南宮神社の手前(西側)50mほどのところの橋です。橋を南に渡ると、右側(西側)から歩いて川原へ下りることができます。

板取川の左岸沿いに上流(東)へ橋をくぐって10mほど進むと、石灰岩チャート互層が露出しています。

関市下之保町:石灰岩チャート互層・泥岩

上の写真は石灰岩チャート互層に近づいて撮ったものです。

同じような写真が2枚並んでいますが、それぞれの写真を左の写真は左目で、右の写真は右目で見て、下の白丸を重ね合わせるように見てみてください。
白っぽい色でへこんで見えるところが石灰岩で、灰色っぽい色で出っ張ってみえるところがチャートです。

次の写真は石灰岩チャート互層を東から撮ったものです。

最後の写真は、西へ20mほど進んだ河床に広がっている泥岩を西から撮ったものです。

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この記事を書いた人

元小中学校の教員(岐阜県美濃地方)。
定年退職し、今までなかなかできなかった川沿いの地質などを見て回っています。
特に、長良川沿い(支流を含めて)、長良川鉄道沿いの地質を広めていきたいと思っています。
「みのひだの地質99選(岐阜新聞社発行)」とHP「ジオランドぎふ」を参考に、岐阜県美濃地方を歩いています。

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