神社

地質の旅

県外編4:溶岩が参道に!割狐塚稲荷神社(静岡)

県外編その3で紹介した鮎壺の滝は、約1万年前に富士山の噴火によって流れ出した溶岩(三島溶岩)の南西の端にできた滝ですので、滝の北東部では地面の下に溶岩が広がっているはずです。通常、地面の下は掘らないと見ることができないため、溶岩は見られないのですが、溶岩が盛り上がっているために、見ることができる場所があります。 その1つが、滝の東北東500m弱のところ(約4...
地質の旅

県外編2:地震の痕跡が残る!火雷神社

昭和5年(1930年)11月26日に北伊豆地震(M7.3)が起きました。その地震を引き起こした丹那断層の変位とその時の地震の痕跡を保存してある場所が、丹那断層公園から北方へ車で4.3kmほど(直線距離3.5km)進んだところにあります。 その場所が火雷神社(からいじんじゃ)です。石造りの鳥居とその先にある石段の間に地震断層が存在したために、断層が左横ずれした...