美濃市横持の長良川沿いは、地質図を見る限り、おもに砂岩層とチャート層が分布しますが、砂岩泥岩互層や黒色のチャート層、チャート石灰岩互層、チャート層の褶曲、チャート層内のドロマイトなども観察することができます。
美濃市横持付近は、長良川が東に大きく曲流しているところですが、杏谷(北)と漆谷(南)の2本の支流が東から流れ込んでいます。漆谷の流れ込んでいる辺りから南は、おもに砂岩からなる地層が分布しています。
地質図の×地点には砂岩泥岩互層の露頭が確認できます。チャートが北側に分布していますが、接触部は確認できていません。
地質図において、×地点の南には黄色(Mss)のおもに砂岩からなる地層、北にはオレンジ色(Mch)のおもにチャートからなる地層が分布しています。(地質図はジオランドぎふより。岐阜県博物館提供)
白っぽく見えるのが砂岩層で、黒っぽく見えるのが泥岩層です。
下の写真は、上の写真の右側下部を近づいて撮ったものです。
下の写真は、1番上の写真と同じ露頭を南から撮ったものです。うしろに見える背の高い岩石(左と右のもの)はチャートです。スケールとして置いてあるハンマー、シャープペンシルの長さはそれぞれ約28cm、約14cmです。