溶岩

地質の旅

安山岩質溶岩と火山角礫岩【美濃地方の露頭64】

高鷲町鷲見田代の県道452号と県道321号との交差点から、452号の方へ(東へ)3.7kmほど進んだ左側(北側)に横幅45m以上、高さ10数mの露頭があります。ここでは、安山岩質溶岩と火山角礫岩が露出しています。見かけ上は火山角礫岩の上に溶岩が載っている状況です。溶岩は斜長石を多量に含み、角閃石も含んでいます。
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県外編4:溶岩が参道に!割狐塚稲荷神社(静岡)

県外編その3で紹介した鮎壺の滝は、約1万年前に富士山の噴火によって流れ出した溶岩(三島溶岩)の南西の端にできた滝ですので、滝の北東部では地面の下に溶岩が広がっているはずです。通常、地面の下は掘らないと見ることができないため、溶岩は見られないのですが、溶岩が盛り上がっているために、見ることができる場所があります。 その1つが、滝の東北東500m弱のところ(約4...
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県外編3:富士山の溶岩にかかる!鮎壺の滝(静岡)

鮎壺の滝(県指定天然記念物)は黄瀬川にかかる滝で、およそ1万年前に富士山から流れてきた溶岩流(三島溶岩)の南西の端にできています。 厚さ10mほどの溶岩の下には浸食されやすいローム層が堆積しており、黄瀬川によって下のローム層が削られ、上の硬くて削られにくい三島溶岩が残ったため、段差ができ、滝が形成されたのです。滝の周辺は公園として整備され、南にあるつり橋から...